開発事例

保育ロボ「VEVO」

期待されるのは伝える力

VEVOは、保育現場の未来を見据えて開発された先駆的なロボットです。
インタロボットにてメカ設計とロボットのソフトウェア開発を担当しました。著名なデザイナーによるロボットデザイン、クラウドサービスとの連携といった弊社としても初めての要素も多くあり、これからのインタロボットのロボット開発の基本となる数多くの手法を生み出しています。

『デザインを守る』
著名なデザイナーによるロボットデザインを守るため、アクチュエーターの選択と配置に神経を使いました。全体構造としては、通常用いるボーン構造を極力廃し、有効スペースが最大化できる外骨格構造を採用しました。外装を主要な構造体として利用することで、デザインの自由度を大きくできます。今後開発されるロボットの標準的な開発手法となります。

『新時代の開発手法』
限られた時間とコストの制限がある中で、メカ設計においては試作部品をいくつも製作し、何度も改良し質を向上させていくという、過去には取り得なかった開発手法を用いています。これを可能としたのは、3D-CAD による設計と3Dプリンタによる部品製作がシームレスに連携したインタロボットのデジタル開発環境とノウハウです。

『メカ設計の特徴』
無駄の排除が、インタロボットの設計の特徴です。シンプルな構造を目指し、部品の最少化、ねじの最少化に配慮した設計を行っています。VEVO では特に機械設計ではあまり用いられない「はめ込み構造」も採用しています。さらに、3Dプリンタによる製作部品も採用し、過去のものづくりの常識にとらわれない、デジタルモノづくりの時代の新しい基準作りに挑戦しています。

『メカ設計のチャレンジ』
腰部のアクチュエーターは、支持構造と動力伝達部を完全に分離し、サーボモータが回転方向のみに力を受ける構造としています。これにより、サーボモータの取り付け部の負荷を最小化でき、サーボモータのコストダウンと、破損防止を実現しています。肩部は、一定以上の力が加わった時に脱臼する構造を採用しました。新開発のオリジナル構造です。無理やり腕を振り回すような扱いを受けた場合も、破損することなく、復旧できます。

『電子回路のチャレンジ』
VEVOの目は、音声と同調してアナログ的に明滅します。鼻は VEVO の状態表示に用いられています。これらの LED によるコミュニケーション表現を実現するため、インタロボットオリジナルの LED 感性表現モジュールが採用されています。プログラムからコードを指定するだけで様々なLED表現を実現します。

『コミュニケーション技術のチャレンジ』
・AI 音声認識技術
インタロボットでは、創業以来、様々な音声認識システムを採用したロボットを開発していきましたが、VEVO では、初めて Google のクラウドサービスを採用しています。世界最高峰の AI 音声認識技術で
・AI 画像認識
VEVOでは、人の感知に AI 顔認識技術を採用しています。開発段階では、深度センサ(RealSence)による物体検知等も採用し検討しましたが、最終的にコストとスペースの最小化、人の顔を見るというコミュニケーションの本来の姿に近い形を重視し、顔認識技術を採用しています。

『インタロボットならではの身体動作生成』
コミュニケーションにおける身体動作を重視する弊社のこれまでのノウハウを投入し、多くのロボットが同じ返事・同じ動作を繰り返し、人の関心を失ってしまう中、コミュニケーションを取っていると感じられる多様で自然な身体動作を生成しています。

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