音声対話・iRT

音声対話テクノロジー

インタロボットは、人のコミュニケーションを研究している大学の研究室から誕生した企業です。人のコミュニケーションの原理を解明するために、音声対話型の人型ロボットを開発したのをきっかけとして誕生しました。iRTはその研究成果として生まれた特許技術です。
 iRTは独自技術ですが、音声対話型ロボットを開発するためには、様々なテクノロジーを組み合わせる必要があります。音声認識・音声合成・対話データベース・身体動作生成など、多くのシステムの開発を通して、様々なノウハウを習得しています。

iRT 音声から身体動作を自動生成

iRTは各種対話型システムのインタフェースを改善し、より人に優しいコミュニケーションを実現します。

  • ヒューマノイドロボットの対話時の身体動作に
  • 話を聞いてくれる優しい玩具に
  • 生き生きと動くCGキャラクター、CGアバターに
  • メッセージを伝えるアミューズメントロボットに

はじめに

人のコミュニケーションでは、お互いに身体が同調する引き込み現象が現れることがわかっています。スムーズなコミュニケーションを実現するため、次世代のヒューマンインタフェースにはこの引き込み原理の導入が不可欠であると考えられています。

インタロボットは、本分野のパイオニアであり第一人者である岡山県立大学の渡辺富夫教授の研究成果を実用化し、iRT(アイアールティー:インタロボットテクノロジー)と名付けました。iRTを実社会により良く広めるため、インタロボットは、各種対話型システム(ロボット、CGキャラクター、おもちゃ、タッチパネル端末他)へのiRT導入支援、ライセンス販売、受託開発を行っています。
iRTはコアテック株式会社の製品です。

iRTとは

音声からコミュニケーションのベースとなる身体動作を生成する技術です。対話時の音声から聞き手としての動きと、話し手としての動きをリアルタイムに自動生成することができます。

特徴

  • 音声のみを入力として身体動作を自動生成
  • CPU負荷の低いアルゴリズムでシステムへの導入が容易
  • 言語によらないグローバルな技術

-聞き手の動き
人の声から、あたかも本当に聞いているかのような体の動きを生成します。代表的な動きはうなずき動作ですが、iRTではうなずきをはじめとした頭の動きだけではなく、瞬きや体全体の反応動作を生成することができます。

-話し手の動き
話し手の声から、腹話術のロボットのように、口を開き、腕を振って、体全体の動きを生成します。音声と同期した自然な動作で、強くメッセージを伝えることができます。
iRTを組みこんだロボットやCGキャラクターはまるで聞いて話しているかのように頷き、体を反応させ、腕を振ります。しかし、実際には言葉の意味を解析しているわけではなく、音声認識や、人工知能技術を組み込んでいるわけではありません。iRTは、音声のリズムから、身体動作のタイミングを生成し、人とつながり、コミュニケーションのベースを築きます。もっと上手にコミュニケーションをとりたい、気持ちを伝えたい、そういったシステムにぜひ導入して頂きたいあたたかい技術です。

弊社で、開発、レンタルを行っている、すべてのロボット、CGキャラクターには、このiRTが組み込まれており、人の音声から引き込み動作を自動生成し、人との会話を魅力的なものにしています。これまで多くのテーマで導入頂き、高い評価を得ています。

導入実績

-ロボット関係

  • 科学館等の展示ロボットシステム
  • イベントでMCとして活躍するロボット
  • ヒューマノイドロボットの対話時の身体動作生成エンジン
  • 癒し系玩具

-CGキャラクター関係

  • TV番組等映像コンテンツのキャスター
  • 3D CGキャラクターとの対話による操作システム
  • 人工知能を搭載したCGアバターの身体動作を生成
  • ビデオゲームのCGキャラクターの動作の自動生成

取得特許

  • 意思伝達装置    第3526785号
  • 身体的音声反応玩具 第3212578号

iRT SDK

iRT SDKについて
iRT SDKは、Windows 上で動作するC言語用関数ライブラリです。SDKで提供されるdllをWindows 搭載システムに組み込むことにより、コミュニケーション支援身体動作を生成できます。iRT SDKを使用することで、ロボットや、CGキャラ、抽象オブジェクト等にiRTを組み込み動作させて、商品開発、評価、研究が可能になります。

開発環境等

言語:C言語
ツール:Microsoft VisualC++6.0
本ソフトウェアはクラスを使用して構築しています。
提供媒体:CD-ROM
提供ファイル形式:ダイナミックリンクライブラリ(DLL)形式
サイズ:約50kバイト
入力データ:音声データ(パワー)
出力データ:身体動作メッセージ

購入方法・価格

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